郊外の住宅街のスポンジ化と福祉の在り方
空き家で街がスカスカ 郊外で進む「スポンジ化」現象
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO23993990Y7A121C1EAC000?channel=DF010320171966
何気なく流れてきたニュースの中にこんな記事が。
少子高齢化、人口減少が住宅街で起こると住宅地が縮小するのではなく、ぽつぽつと空白ができてまだら上に町が消えていくという話。
これちょっと前にもtwitterで見かけたなと思ってググったら
http://kobayashi-lab.tu.chiba-u.jp/column/140422syukusyou.pdf
こんな論文が出てきました。
自分も仕事している実感として、これはきちんと向き合わなくてはいけない問題だと日々感じているところで。たとえばバブル前にに分譲された住宅街や団地などが軒並みこのような状況になっていて、下手したら田舎より不便になっている状況がある。そんな状況で介護や福祉サービスが必要な人たちに何ができるか、何をするべきか?このあたり、福祉界隈でもきちんと議論されなきゃいけないと思う。
こういった郊外型の街は当時あった小売店が撤退していて買い物がすごく不便だったり、かつてのイメージで街の姿をとらえていて不便さが実感されていなかったりする。小さい駅前だとすでに店舗はロードサイド型に移行していて日常の買い物をする場所もなかったりする。
いま高齢化を迎えている住宅街の多くがこのような実態になっていたりするんだよね。特に、首都圏近郊で駅までバスで移動するような住宅街が軒並みこんな感じ。肉体的にも体力的にも余裕のある住民は利便性の高いところに移動して、残されているのは社会的弱者が多かったりする。町が消えていくだけという問題ではなく残された住民にもきちんと考察が向いている福祉関係者によるレポート、どこかにないですかね?