第34回社会福祉士試験第3問
問題3 感染症に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
1 ノロウイルスの潜伏期間はおよそ14 日である。
2 インフルエンザは肺炎を合併することがある。
3 肺炎はレジオネラ菌によるものが最も多い。
4 疥癬の原因はノミである。
5 肺結核の主な感染経路は飛沫感染である。
解答は2
有名な感染症についての質問。それぞれ施設などに勤務すると対策が求められるものばかりですね。COVID-19について問いがあっても良かったんじゃないかと思いつつ、各選択肢を見ていきます
ノロウィルスは感染性胃腸炎の原因として一般的です。下痢や嘔吐、胃痛が主な症状です。とにかく感染力が強く、嘔吐物や排泄物から簡単に感染します。通常はウイルスに暴露した後12~48時間で発症し1~3日ほどで改善します。設問の14日の潜伏期間は初期のCOVID-19ですかね?潜伏期間が14日ほどとされている感染症はリンゴ病や百日せき等でしょうか?
インフルエンザは38℃以上の発熱や悪寒、全身の痛みやだるさが主症状です。潜伏期間は1~4日、通常は1週間ほどで改善しますが、乳幼児、高齢者、基礎疾患のある人は重症化しやすく、肺炎を併発することがあります
肺炎は主に細菌やウィルスに感染し肺に炎症が起こっている状態です。様々な要因があります。レジオネラ菌はレジオネラ肺炎の原因となりますが、肺炎の最も多い原因ではありません。
疥癬はヒゼンダニが原因です
結核菌の感染は空気感染です
よって答えは2となります