第19回 平成29年1月 精神保健福祉士 国家試験 過去問 第13問
問題 13 家庭内の問題を相談する機関とその役割に関する次の組合せのうち,正し いものを 1つ選びなさい。
1 配偶者暴力相談支援センター 被害者の自立促進のための情報提供・助言
2 ひきこもり地域支援センター 閉じこもり状態にある高齢者の要介護認定
3 地域包括支援センター 認知症を有する者に対する専門医療の提供
4 児童家庭支援センター 障害児の保育所への入所の審査・決定
5 発達障害者支援センター 軽度の情緒障害を有する児童に対する入所治療
<解答と解説>
ちょっと回答のテクニック的なものを踏まえて解説していきましょう。
それぞれのセンターの役割がよくわからない場合の回答の導き方を考えていきます。
まずそれぞれのセンターの対象者を考えていきます。これはセンターの名称からなんとなくわかるかと思います。
配偶者暴力相談支援センター DV被害
ひきこもり地域支援センター ひきこもり
地域包括支援センター 高齢者
児童家庭支援センター 子ども
発達障害者支援センター 発達障碍者
次に役割と対象者の適切な組み合わせを考えます。
1 DV被害 被害者の自立促進のための情報提供・助言
2 ひきこもり 閉じこもり状態にある高齢者の要介護認定
3 高齢者 認知症を有する者に対する専門医療の提供
4 子ども 障害児の保育所への入所の審査・決定
5 障害者 軽度の情緒障害を有する児童に対する入所治療
1は被害者と主語があいまいですが、意味は通ります
2は閉じこもり状態の高齢者とあってだいぶ異なっています
3は高齢者で認知症と一見するとつじつまが合ってますが、医療を提供するのは病院です
4は児童の定義は18歳未満なので、保育所だけが仕事とはならないはずです
5は障害者が対象とあるのに説明には児童とあり、おかしな文脈になってます。
というわけで一番つじつまが合っているのは1番ということになります。
<感想>
ちょっと塾の講師まねごとをやってみました。
実際に現場にいるとこれらの施設と一緒に仕事をすることが多いのですが、周囲からの期待に添えない場合が多く、名前倒れのことが多いです。理由は簡単で予算と権限を与えていないから。「〇〇の対策をします!」と言って政策を作るのはいいんだけど、きちんと中身のあるものを作ってほしい。そうでないと、現場からしてみれば「また訳の分からない関係機関が増えたよ」程度の認識で終わってしまう。それこそ予算の無駄遣い。きちんと事業の検証をしてほしいものです。