第19回 平成29年1月 精神保健福祉士 国家試験 過去問 第14問

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第19回 平成29年1月 精神保健福祉士 国家試験 過去問 第14問

問題 14 職場のメンタルヘルス対策に関する次の記述のうち,正し いも のを 1 つ選 びなさい。

1 ラインによるケアでは,保健所や精神保健福祉センターなどの外部の機関を活用 して労働者の相談対応を行う。
2 過労死等防止対策推進法では,職場におけるストレスチェックの実施を事業者に 義務づけている。3 産業保健総合支援センターでは,産業保健に関する相談への対応や産業保健関係 者を対象とした研修を行う。
4 「厚生労働省の手引き」では,休業中の労働者の主治医が職場復帰支援プランを作 成することとされている。
5 健康増進法では,事業者に対してセクシャル・ハラスメント防止のための措置を 講ずることを義務づけている。

(注)「厚生労働省の手引き」とは,「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰 支援の手引き」のことである。

<解答と解説>
 産業保健についての問題。最近ではEAPという言葉もよく耳にするようになってきました。精神保健福祉士の活躍する場も増えてきているということでしょう。
 さて、それでは各項目をそれぞれ見ていくと

ラインによるケア 
http://kokoro.mhlw.go.jp/linecare/assets/pdf/elearning.pdf
職場の上司が部下の状態に早く気付くこと

過労死等防止対策推進法
過労死等に関する調査研究等について定めることにより、過労死等の防止のための対策を推進し、もって過労死等がなく、仕事と生活を調和させ、健康で充実して働き続けることのできる社会の実現に寄与することを目的とする (第1条より抜粋)

産業保健総合支援センター
産業医、産業看護職、衛生管理者等の産業保健関係者を支援するとともに、事業主等に対し職場の健康管理への啓発を行うことを目的として設置

厚労省の手引き
実際の職場復帰支援では、職場復帰支援プログラムに基づき、支援対象となる個々 の労働者ごとに具体的な職場復帰支援プランを作成する。その上で、労働者のプライ バシーに十分配慮しながら、事業場内産業保健スタッフ等を中心に、労働者、管理監 督者が互いに十分な理解と協力を行うとともに、主治医との連携を図りつつ取り組む。 (職場復帰支援プラン部分を抜粋)

健康増進法
国民の健康維持と現代病予防を目的として制定された日本の法律

となります。
1はまず職場での早期発見とされているので×
2はストレスチェックについてですが、ストレスチェックは労働安全衛生法によって定められているので×
3はセンターの役割の中に研修が位置付けられているのであってるか?
4は職場復帰支援プログラムの作成は事業場内産業保健スタッフが中心に作成するとあるので×
5はセクハラの防止は雇用機会均等法が根拠となるので×です。

というわけで答えは3となります。

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