救急相談ダイヤルの使い方

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先日の知人のfacebookの投稿より

土曜の公園で1歳児の子供と遊んでいたところ、段差で激しく転倒し頭部を強打。慌てて住んでいる自治体が設置している救急相談ダイヤルに電話し対応を相談。自ら病院に連れていける手段があるため、診てくれる医療機関を教えてほしいと伝え、教えてもらった病院を受診したところそこでは対応できないと言われたため再度電話相談し別の医療機関を受診したもののそこでも対応不可とされ、病院の前から119番通報し、救急の総合病院で対応してもらった

というものがありました。知人はまじめな性格の女性で、救急車を気軽に利用するのはどうなのか?と考えたのでしょう。その結果相談電話を利用し、自ら医療機関に向かうという選択をしたと考えられますがそれが裏目にでてしまいました。

いろいろな自治体が相談ダイヤルを設置しています。#から始まる電話番号で、医療機関や自治体にポスターが貼ってあるのを目にした方もいるかと思います。

東京都
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm

神奈川県
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f211/p3265.html#kyukyu_center

これらの電話相談ですが、中の人には申し訳ないのですがあまりいい評判を聞かないんですね。それは冒頭にあげたような事例がちょくちょく起こるからだと思われます。
これらのダイヤルは基本的に重傷者は想定していないのでこのようなことが起こるのだと考えられます。知人のケースの場合、頭部を強打していたため受診した医療機関では頭部の精査が必要と考え、自分のところの設備では対応できないという回答につながったのだと考えられます。

自分は頭をぶつけた時や出血している時、あまりに痛むときはすぐに119番をした方がいいと考えます。
相談ダイヤルの弱点は電話をかけている人が必ずしも医療に精通していない点にあります。素人が緊急時にきちんと適切な情報を伝えられるかというとかなり困難です。
自分も病院の窓口で電話相談を受けていて、電話で収集した情報と実際に来た患者さんの症状のギャップに驚くことがあります。それだけ電話で救急相談を受けるのは難しいのです。
こればかりはどんなにシステムを整備しても常に起こる問題なのです。

その点、救急隊員はキチンと訓練を受けていてかつ現場できちんと判断をできますし、応急処置もできます。救急隊員の判断で適切な医療機関に連れて行ってもらえるので確実です。たらいまわしと言われることもありますが、「飛ばし」などという救急隊のテクニックもあるのでそれらを活用するべきです。

不要な救急要請が多いという報道がセンセーショナルに行われたためまじめな人が通報を控えるようなことが起こっているように感じますが、それで救急隊を利用しないで大ごとになってしまったらそれの方が大変です。

というわけで救急隊を使うかどうか迷うような場面では(迷うような人ならばという前提ですが)119番通報をするべきだと考えます。

もちろん医療相談窓口も重要です。例えばインフルエンザかも?と疑うような場合は頼りになります。ただし適切に使い分けろというのも酷な話でしょう。119番するかどうするか?そう思ったら119番をしましょう。

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