うつ状態の時に結婚式はするもんじゃない

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自分が鬱になったのはたぶん2007年の秋ごろ。当時は今とは違う病院でPSWをやっていた。一生懸命にやっていたつもりだが、法人の人事で新しく上司になった職員と致命的に相性が悪かった。異動があってから3か月も経過したときにはよくわからない理由で一人だけ3時間くらいたたされて説教されたり、書類を何度も作り直させられたりした。

 翌年にはいくら寝ても疲れが取れないという状況に陥っていた。

 たまらずに以前同じ病院にいて開業していた医師のところに受診してうつ病という診断をもらい、パキシルを主とした治療が始まった。当然休むように言われたが、素直にハイと言えなかった。その年の夏に挙式が控えていたからだ。

 休職期間に結婚式・・・

当時は思考力が低下していたし、自分には解決方法が見えなかった。

休職していて、上司呼んで挙式するの?

そもそも休職してたら延期?でも違約金とか・・・

出てきた結論は休職しない、挙式はするだった。

そこから先は挙式当日まであまり記憶が残っていない。

準備が大変だったというのはしっかり覚えているが、具体的に何が大変だったかは覚えていない。

しかし何よりも記憶しているのがはパワハラ上司が式の翌日の8時から仕事を入れた事だった。親戚一同も来ていて、翌日は休暇が欲しいと話していたのに・・・

その仕事を告げられた時のことは今でも覚えている、その時に出てきた感情は怒りでも悲しみでもなく「もう無理、逃げよう」というものだった。

そこから半年後に転職をする。結果として休職はしなかったが、有給消化により休めた形になった。

 こうして、自分の結婚式は終わった。調子が最悪の時によくやったと思う。おかげで休職を経験しないまま退職になったし・・・

 今はかなり回復してきたのでこうやって振り返ることもできるが、鬱のままだったらと考えると少しぞっとする。教訓としては「休む時は休もう」なんだと思うのだ。

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