クライシスプランを精神保健福祉士が自作してみる
精神科ではクライシスプランというものがあります。
それは「自分の調子が悪い時はどういうときか?」「自分が調子が悪い時どうするか?」といったものをまとめるというものです。入院した精神科の患者さんといっしょに退院に向けた準備の一環として作成する例が多いです。
クライエントとクライシスプランを作っている時にそういえば自分のクライシスプランってどういったものになるのか?とちょっと想像したことがあるので今日はそれに触れてみたいと思います。
<調子が悪くなるときは人それぞれか?>
・突然体調が悪くなる日がある
自分の場合、ふと前触れもなく突然朝起きた時に体のエネルギーが足りないと感じる時が2~4か月に1回程度あります。(5年くらい前はもっと多かった)そんなときは風邪をひいたことにして仕事を休んで頓服に出されているデパスなどを服用して一日横になっているようにしています。今の職場はそれが許されるのでありがたい限りです。
過度な労働が原因かというとそうでもないし、睡眠がとれていないというわけでもないので本当に不思議なのですが、こういうことがまれにあります。
主治医は「季節の変わり目にそういう風になる人がいる」ということを言っていますが、客観的に記録してみてもどうも季節の変わり目に限った話ではないので、本当になぜなのかわかりません。
・気力が出てこない
こういう場合は即座にアモキサンを出してもらうようにして対処しています。仕事で提出物が締め切りを催促されるまで仕上がらないときなどがこれに該当します。アモキサンは便秘がちになるのが欠点ですが、自分の場合はこれで大体乗り切れます。そして1シーズンくらい続けていったん打ち切るということが多いです。
<特に気を付けていること>
自分がクライシスプランを作成する支援をしていると生活のリズムが崩れることで調子を崩す人が多い傾向があるように感じます。特に睡眠は大事な要素です。そこはきっちり抑えるようにしたいものです。そういった経験があるため、自分は睡眠には人一倍気を遣うようにしています。それが今の状態につながっているのかもしれません。
<たけいひろしのクライシスプラン>
・調子が悪い時 思い切って仕事を休む
・やる気が出ないとき 主治医に相談して薬を出してもらう
とりあえずはこの2点くらいでしょうか?もっと細かくすることはできますがここでは割愛することにします。
<PSWとして感じること>
眠れなくなったら崩れる人は多いです。そういったときはためらわずに精神科やかかりつけの医師から睡眠薬を処方してもらうことをお勧めします。世間では悪く言う人が多いですが、うまく利用するのが処方薬というものです。乱用が問題なのであって、適正な利用は咎められるものではありません。こういったクライシスプランの活用などを作るときは第三者の目というものがすごく頼りになります。かかりつけにPSWがいればよく相談して作成するようにしてみてください。