2018年第1回公認心理師試験第2問
問2 児童虐待について、緊急一時保護を最も検討すべき事例を1つ選べ。
① 重大な結果の可能性があり、繰り返す可能性がある。
② 子どもは保護を求めていないが、すでに重大な結果がある。
③ 重大な結果は出ていないが、子どもに明確な影響が出ている。
④ 子どもは保護を求めていないが、保護者が虐待を行うリスクがある。
⑤ 子どもが保護を求めているが、子どもが訴える状況が差し迫ってはいない。
回答は2
虐待の一時保護について。
緊急一時保護が必要な場合は
・当事者が保護を求めていて、訴える状況が差し迫っている
・すでに重大な結果がある
となっています。よって、2が緊急一時保護を最も検討するべきだと言えます。
①は発生前の一時保護
③は集中的な援助、場合によっては一時保護を検討
④これも3と同様に集中的な援助、場合によっては一時保護を検討
⑤これは「訴える状況」によって一時保護を検討するか、集中的な援助もしくは継続的な支援になると考えます。