2018年第1回公認心理師試験第6問

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6 記憶の実験によって示される系列位置効果について、正しいものを1つ選べ。

① 初頭効果は、学習直後に遅延を置くと消失する。

② 系列再生法を用いた記憶の実験によって示されるものである。

③ 新近効果は、長期記憶に転送された情報の量を反映したものである。

④学習段階で単語の呈示時間を長くすると、リスト中間部の再生率は低下する。

⑤ 系列位置ごとの再生率を折れ線グラフとして表した系列位置曲線は、U 字型になる。

回答は5

記憶の問題、系列位置効果についての問題

系列位置効果とは、リストの書かれたものを順番に覚えてもらい、その後に自由に答えてもらうというもの。

初頭効果はいくつか物を記憶してもらう際、最初の方に覚えたものが真ん中で覚えた物よりよく覚えているというもの

親近効果は最後の方に覚えたものをよく覚えているというもの。

それぞれ初頭効果は長期記憶を、親近効果は短期記憶を反映するとされています。そしてよく覚えていたものを折れ線グラフにしたものを系列位置曲線といい、U字型になります。

つまり、「いくつかの言葉を覚えてもらうと、最初と最後の言葉はよく覚えている」ということを表しています。

というわけで答えは5となります。

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