ネットカフェ難民、都内に4000人の記事について
今週の日経新聞から。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26256220Z20C18A1CC0000/?n_cid=NMAIL007
ネットカフェ難民が都内に4000人という報道。都が初の調査をしたっていう内容。ネットカフェ難民が騒がれ始めたのっていつくらいからだっけ?
厚労省が初の調査をしたのが2007年8月28日なので10年以上たっている。初めて都が調査したって遅いよね。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/08/dl/h0828-1n.pdf
調査結果の詳細はリンク先のPDFを読んでもらうこととして、この時の調査は全国で5400人ほどと報告されていて、東京23区で3000人となっているから順調に増えているってことかな?間にリーマンショックを挟んでいるからそのせいだと言えばそれまでだけど・・・
ちょっとショッキングだったのが時50代利用者が27.9%とかなりの規模だったこと。ちょっと前はこういった人たちはドヤ街に流れていたのだろうけど、今では日雇労働もネットなどを使っているから、山谷なんかは時代遅れなんだろうな。
ネットカフェ難民が増えると日雇い労働者の実情が見えにくくなって支援しにくくなるように思うのだけどどうなんだろうか?
ネットカフェだけではなく、シェアハウスなどの実態も調査してほしいと思う。あれも形態を変えた簡易宿泊所だと思うんだけどどうなんだろうか?
このあたりで著明な論客は湯浅誠氏なんだけど、ちょっと自分とは毛色の違う論理なので、もう少し実情と現状に沿った解決策を導き出せる人物の登場を願っている。