車の価格から見た日本の経済
先日の東洋経済にこんな記事が。
http://toyokeizai.net/articles/-/200797
シビックタイプRが高くなったという内容だけど、内容が的外れ。経済紙のはずがこんな内容の記事ばかり書いているようじゃ困る。
この記事で車の価格が上がった理由として挙げられた内容は車の装備が増えたから生産コストが上がったとかいろいろ書いてあるけど、それは物事の一面だけしかとらえていないように感じる
もともと欧米向けに作られた車で、あちらの人は日本ほど高く感じないからというのが答えだ。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1604/25/news055.html
このITメディアの記事がよくかいてある。名目賃金が日本は全然上がっていないから海外に比べ相対的に貧しくなっているんだという事実。それがわかっていないんだろう。国内ばかり見てちゃだめだよ。
いつまでも牛丼が500円以下で食べられるのがおかしいんだよね。だから海外から外国人が日本に来て「日本は物価が安い」と言って「爆買い」なんてことが起きた。
例えばオーストラリアのラーメン屋は日本円で1000円以上に設定されていることが多かったり、ロンドンで火災にあったマンションは低所得者向けのフロアもありながら家賃は1970ポンド(この記事作成時点で26万円くらい)だったりする。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E7%81%AB%E7%81%BD
どの国も格差が広がってるというけれど、それは日本も同じ。格差が広がっているだけではなく、いつまでも物価などが変わらない=経済成長をしていない、それが問題なんだ。
任天堂Switchが日本円で3万円の価格設定で日本では普通の扱いだけど、海外から見たらすごく安く見えて人気がさらに広がったと何かのレポートで読んだ。
日本もやっと労働力不足とか言うようになってきた。そろそろ都合よく使われるだけじゃなくて文句を言ってもいいんじゃないかな?
少なくとも自分はそう思うのだ。