うつ病患者がテプレノンを飲んでみた話

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以下時事通信より

熱や紫外線などから細胞を保護する役割を持つ「熱ショックタンパク質」(HSP)が、うつ病の発症に関与していることがマウスの実験で分かったと、岡山理科大と徳島大病院の共同研究グループが発表した。うつ病の予防や新たな治療法の開発に役立つ可能性があるという。論文は31日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに掲載された。
特定物質に抗うつ効果=難治性の新薬開発に期待-大阪大
 研究グループは、ストレスを与えてうつ状態にしたマウスの脳の海馬で、HSP105と呼ばれるタンパク質が著しく減少したことに着目。HSPを増やす薬剤テプレノンを投与すると、うつ行動が改善したという。
 ストレスを受けると、脳の神経細胞の維持に欠かせない神経栄養因子が減少するが、HSP105の働きによって増えることも分かった。
 テプレノンは胃薬として広く使われている。安全性も高く、研究が進めばうつ病患者への適用拡大が期待される。事前にHSPを高めるなどの方法で、予防につながる可能性もあるという。
 岡山理科大の橋川直也講師は「うつ病は多くの人が関心を持つ社会的な問題。より安全性の高い方法で治せるようにしたい」と話している。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017060100121&g=soc

このニュースが2017年の6月のこと。
テプレノン=セルベックスがうつ病に効果があるかも?ということでちょっとした話題に。HSPとやらは初耳だったけど、なんとなく気になってググってみたら「認知機能の改善に効果あり!」なんて記事まで出てくる始末。
 胃薬が精神科の薬として登場するのはこれが初めてではなく、ドグマチールという薬は胃潰瘍、統合失調症、うつ病に効果があったりと、前例はある。
 

 発症してから胃に変な不快感はずっと感じていた。20代のころは周囲が唖然とするくらいの大食漢だったのに、発症してからはすぐに満腹になってしまう。ちょっと無理に食べるとすぐに胃もたれをおこしてしまう。
 主治医にそのことを相談したら「今の薬で胃腸症状が出ることはないんだから、消化器内科にかかりなさい」と一言。しかし、消化器内科にかかるのも億劫で面倒くさかったのでずっとそのままになっていた。
 いつか何とかしたいと持っていた時にこのニュース。胃の不快感が軽減されるのみならず、うつ症状にまで効果があるならこれ以上素晴らしいことはない。

 
 というわけで、かかりつけの内科に行って「胃もたれに悩んでいる」と言ってセルベックス細粒を処方してもらった。それが7月の終わりのこと。処方してもらう時「効き目が弱い薬だけどいいの?もっといい薬あるよ」と一言。その通りなんですけどね。勝手に治験とは言えないし。それ以来一日3回、飲み忘れることもありながら約4カ月服用を続けている。

その結果

 食後の胃もたれが楽になった 

胃薬だからそうなるよね。

 便通が良くなった

副作用で下痢ってあったよね・・・

あ、それと関係あるかわからないですが

吹き出物が出なくなった

10代のころから吹き出物が多く、30過ぎてもぽつぽつと出ていたのがこの夏以降ほとんどなし。関係あるのかな?

 というわけで、胃薬としての効果は十分にあったけど、肝心の抗うつ効果ははっきりと体感することはできなかった。まあうつ状態はほぼ寛解してるから仕方ない。
 
 うつ病患者が胃薬のテプレノンを服用してみたら胃もたれが楽になった

当たり前ですな。もの好きが試す価値はあるかな?自分は当面は服用を続けるつもり。理由は胃薬として十分にやってくれているから。もし本当に抗うつ作用や認知機能の向上などがあるならばそれにわずかな期待を寄せつつ胃薬として服用していくことにします。

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